小学校、中学校、高校生の単身留学に関して、ご本人様や保護者様、更にはご家族や在籍校の先生方からよく頂く質問と、その回答を整理してみました。
一般留学( 大人の学生さん向け )の「よくある質問」も合わせて、是非ご活用ください。
-
不登校ですが、現地校への留学はできますか?
-
はい、可能性は十分あります。
但し、本人のやる気、健康な体と心、保護者様の経済的・精神的なサポートがの3つは必須です。
また、入学できる現地校が限られている可能性もご理解ください。まずはお気軽にお問い合わせください。
-
英語が出来ないのですが、現地校への留学は出来ますか?
-
はい、可能です。
入学に英語力規定を設けている学校は極一部となり、ほとんどの学校は、全英語力の留学生を受け入れています。
また、ニュージーランドの現地校では、お子様の学年や英語力に合わせ、必要なESOL(留学生のための英語クラス)サポートを提供しています。
-
現地校へ入学するのに入試はありますか?
-
極一部の学校を除き、入試はありません。
一般的な公立現地校の場合、学校指定の入学申込み用紙、過去2年分の成績(出席状況の分かる物)、現在籍校の学校長又は学年主任からの推薦状、そして自己推薦文を提出し、その内容を審査した結果で合否がでることになります。一部の学校は、これらの書類審査の後に、オンライン面接を行う場合もあります。
また、ニュージーランド公立校の場合、過去の成績だけではなく、やる気や意欲などを重視する傾向が強いのが特徴です。
-
入試のある学校はどういう学校ですか? どういう入試ですか?
-
一部の私立、公私立校、公立校で、いわゆる国内トップレベルの学校のみとなります。
試験の内容や方法は学校によって異なりますが、英語力を確認するためのテストとインタビュー、そして教科理解度を測るための数学テストというケースが多いようです。
-
日本の高校卒業と同等の資格を取得したいのですか?
-
ニュージーランドの高校には「卒業」という概念がなく、Year 11.12で高校を修了しても問題はありません。
各自が、自分の考える進路に適したタイミングで高校を去ることになります。
順調に進級できている場合には、Year 11修了時点でニュージーランドの法律で定められている義務教育を修了、NCEA Level 1を取得できていることになります。Year 12修了時点では、ニュージーランド高等教育機関である Te Pukenga への一般的な入学資格であるNCEA Level 2を取得、Year 13修了段階では大学入学資格(University Entrance Qualification)および/または NCEA Level 3 を取得していることになります。
日本の高校卒業に該当する資格は、上記記載の大学入学資格(University Entrance Qualification) 、または NCEA Level 3 取得のどちらかが一般的ですが、日本の大学側の定義次第です。
また一部の日本の大学では、「Year 13まで在籍していれば高校卒業同等資格と認める」(=NCEA資格取得は不問)としていることもあります。高校留学後、日本の大学受験を検討される場合には、早めに希望大学の定義を確認されておくことをお奨めいたします。
NCEA、University Entrance Qualification のシステムの詳細は、こちらよりご確認ください 。また、NCEAを含むニュージーランドの各種資格を総括するNZQAという機関のウェブサイトからも、様々な情報をご確認頂けます。NZQAウェブサイトの、NCEA のページはこちらからご確認頂けます。
-
予定/希望している期間内で必ず目的の結果を得られますか?
-
確約はできません。
留学開始時の英語力、留学開始時期や期間、そして何よりも留学中のご本人の頑張りによって大きく異なってきます。ある程度の目安はアドバイスできますので、お気軽にご相談ください。
-
日本語の理解できるスタッフはいますか?
-
語学学校では、日本人または日本語の理解できるスタッフが勤務しているのが一般的ですが、現地校になりますと、日本人スタッフは勤務していないことが多いです。稀に、日本人や日本語の理解できる教師が学校内に勤務している学校もあります。
-
保護者が英語が理解できないため、何かあった時が心配です。
-
その場合には、弊社ガーディアンサポートのご利用をご検討下さい。当社の日本人スタッフが、保護者様の代理として留学生を現地でサポートいたします。問題があった時にはもちろん、定期連絡も、日本人である当社を通して行われますので、保護者様にとっては常に日本語での連絡ということになり、英語力の心配はありません。詳しくはこちらをご覧下さい。
-
寮のある中学・高校に入学できますか?
-
確約はできませんが、可能性はあります。
ニュージーランドの場合、寮制度を採用している学校の数はあまり多くなく、中には留学生の入寮が認められていない学校もあります。空きの確認や、受け入れの打診は、手数料など掛からずに行うことができますので、お気軽にご相談ください。その際は、生年月日と留学予定/希望の日程をお知らせください。
◆ ホームステイに関するQ&A は、「 良くある質問 ~ 一般 」をご覧ください。
-
学校のある日のスケジュールってどんな感じ?
-
学校によっても多少異なりますが、学校は、大体朝8時~8時45分にスタートし、2時半~3時半に終わります。クラブ活動に参加されている場合、放課後に1時間程度の練習、週末土曜日に試合があることはありますが、日本のように毎日活動があるという訳ではありません。また、朝の就業前やランチタイム、休み時間などにクラブ活動があり、放課後は0という場合も多いです。
以下、参考までの一日のスケジュールです。午前6時半 起床、準備開始 午前7時半 朝食
~ 自分でシリアルやトーストを準備して食べるというのが一般的。
家族で食卓を囲んで朝食、というのは、あまりないのがNZ式。午前8時 出発 午前8時半 学校到着 午前8時40分 朝の会開始 午前9時 1時限目の授業 午前10時 2時限目の授業 午前11時 モーニングティー(朝のおやつタイム)
~ マフィンやシリアルバー、ポテトチップスの小袋、果物など。午前11時半 3時限目の授業 12時半 4時限目の授業 午後1時半 お昼休み
~ お昼ご飯はサンドウィッチが一般的。
12歳以上の学生の場合、家にある物を使って自分で準備して持っていってね、
というホームステイ先も多い。午後2時15分 5時限目の授業 午後3時15分 授業、全て終了 午後3時半 クラブ活動でコーラスの練習に参加 午後4時半 クラブ活動終了、帰宅 午後5時 休憩して、軽く勉強タイム 午後6時 シャワー 午後6時半 夕食 ~ 夕食はホストファミリーによって本当に様々。
お肉に、じゃがいも、人参、豆のゆでたものというのも一般的な夕食内容。
フィッシュ&チップスが必ず週1回夕食に出る、という家庭も多い。
多国籍国家の為、他国の影響を受けた食事が出ることも( 例:タイカレー、など)午後7時半 ホストファミリーと団らん 午後8時半 自室で勉強 午後10時半 就寝
-
選択教科が多くなる高校 Secondary School年代の時間割はどのような感じですか?
-
授業は月曜日から金曜日の週5回で、土曜日と日曜日はお休みです。
通常、5日~9日サイクルの時間割が作られており、毎日順番に廻ります。
このサイクル制をとることで、祝日が多くなる月曜日の教科だけが授業が遅れるということがないように工夫されています。
以下、6日サイクルを採用している学校の時間割一例です( 選択教科: ESOL、数学、音楽、理科、体育、歴史 を例としています)。Days 1 Days 2 Days 3 Days 4 Days 5 Days 6 1時限目 ESOL 歴史 体育 理科 音楽 数学 2時限目 数学 ESOL 歴史 体育 理科 音楽 3時限目 音楽 数学 ESOL 歴史 体育 理科 4時限目 理科 音楽 数学 ESOL 歴史 体育 5時限目 体育 理科 音楽 数学 ESOL 歴史 例 10月4日(月) 10月5日(火) 10月6日(水) 10月7日(木) 10月8日(金) 10月11日(月)
-
宿題はありますか?
-
宿題は出ないことも多いですが、単語練習や計算、プリント1枚、テキスト1ページといった30分~1時間程度で終わる宿題が出ることも多くあります。
その他、「##について調べた情報をまとめ、#月#日までに提出すること。まとめ方は各自に任せる」といったような、時間をかけてじっくりと取り組む課題も多く出ます。
また、年齢が上がれば上がるほど、教師が指示する宿題/課題を受け身で行うのではなく、学生が、自分で必要なことを把握し、行動を起こす、ということが期待されるようになります。
(例: 課題提出が2週間後の教科の為に週末学習を進める。ホリデー中に課題を進める。ホリデー中を復習時間に充てる。など)。
-
テストはありますか?
-
Year 10 までは、適宜、理解度を確認するテストが行われます。合格、不合格というものではないことが一般的です。
Year 11以上になると、NCEAの試験が行われます。11月にExternal (国内統一試験)の大きな試験がありますが、一年間を通して、様々な課題や校内テストも行われ、全て合わせての評価となります。また教科によっては、作品提出や発表が試験の代わりになるものもあります。NCEA についての詳細は、こちらをご覧ください。
-
縦割り学級のような制度があると聞いたのですが?
-
ニュージーランドの学校では、ハウスシステムというものが採用されています。これは、縦割り学級のシステムで、ハウス毎に名前とテーマカラーがあり、運動会や音楽祭などのイベント時は、このハウス毎にポイントを競いあいます。イベント時には、応援の意味を兼ねて、テーマカラーのTシャツの着用等が必要になります。フェイスペイントなどをして、盛り上がります。
-
学校では日本みたいに自分の教室というものがあるのですか?
-
Year 1~8( 5歳~12/13歳)は、原則、自分の所属するクラスに先生が来て、様々な学習を行うスタイルです。
Secondary School 入学後も、Form Class、Tutor Class といった名前で呼ばれる「自分の所属するクラス」 があり、そのクラスの担当教師が、日本でいう「担任」に該当します。
選択教科の少ない Year 9-10 は、基本的にこの所属クラス単位で授業を受けることになります( 但し、数学や言語など習得別クラス分けとなることもあります)が、理科室、家庭科室、テクノロジー室など、教科によって教室を移動します。
選択教科が増えるYear 11 以降は、この所属クラスは、”連絡事項を共有する場” となり、担当教師は”相談事をする際の一人目の存在”という感覚です。
また、Year 11以降は、自分の所属クラスの教室で授業を受けることはほとんどなく、日本の大学のように、学校内に点在する教室に移動して、授業を受けることになります。
-
クラブ活動はありますか?
-
Secondary School(Year 9-13、13歳以上)では、スポーツ、音楽、ダンス、ドラマなどなど、各種の課外活動が準備されています。Year 8以下の場合、学校によって大きく異なります。
ただ、どの年齢、学校でも、日本のように朝練習や放課後練習、週末練習ということはなく、週に1、2回、昼休みや放課後の短い時間を使って練習をするのみ、というのが一般的です。 その他、声楽、楽器の個人レッスンもほとんどの学校で手配可能です。<部活動の例>
スポーツ: ラグビー、クリケット、サッカー、ネットボール、バスケットボール、ゴルフ、バドミントン、ラッチラグビー、ウォーターポロ、ホッケー、バレーボール、ヨット、セーリング、水泳、卓球、テニス、、、、、
音楽: オーケストラ、吹奏楽、ステージバンド、ジャズバンド、男声コーラス、女声コーラス、混合コーラス、ロックバンド、、、、
その他: ドラマ(劇)、チェス、環境保護、国際交流、各国のグループ※ 美術部や化学部などの学術系クラブは、ニュージーランドの学校では一般的ではありません。
-
習い事はありますか?
-
学校内でできる習い事の代表例として、楽器演奏・声楽の個人又は小グループレッスンがあります。
学校にもよりますが、学年が低いうちは授業を抜け出してレッスンを受けます。年齢が上がってくると、早朝やランチタイム、放課後を使ってレッスンを受けるのが一般的です。 レッスンが受けられる楽器は学校によっても異なりますが、声楽、ピアノ、バイオリン、フルート、クラリネット、ドラム、金管楽器、ギターなどは一般的です。初心者から上級者まで対応可能な場合がほとんどです。また、学校によっては、テニスのコーチングを受けることが出来る場合もあります。
学校外での習い事や地域活動も可能です。習い事の代表的な物としては、ダンス( バレー、Hip Hop、モダンなど)、ピアノなどがあげられます。
地域活動の代表例は、上記学校クラブ活動と並行して同じスポーツの地元チームに参加されるケース(特に、ラグビーやサッカーの強い学生)、テニスやバドミントンなど地元チームに参加されるケース、又地元コーラス隊やオーケストラへの参加の例もありますね。現地生活に慣れて参加を検討する時がきましたら、お気軽にご連絡ください。
-
留学中、旅行に行っても良いですか?
-
原則、不可です。
但し、成人されたご家族、ご親戚、家族のご友人などが同行し、責任もって全旅程を一緒に過ごされる場合、または学校が許可する留学生用ツアーに参加される場合は、まず問題なく許可されます。手配前に、必ず学校、または弊社へご相談ください。
-
渡航時、又は一時帰国時に、経由するオークランドで数泊しても良いですか?
-
旅程の関係上避けられない場合を除き、原則、不可です。
但し、オークランドに家族のご友人、ご親戚などが在住されており、泊めて頂けるといったケースは別です。その他、状況次第となりますので、必ず手配前に、学校、又は弊社へご相談ください。