私は2023年7月から11月の4ヶ月間、Napierに留学をしました。

”助産×音楽で出産をよりあたたかく幸せな時間に”をテーマにトビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムで国費での留学をしました。


ニュージーランドの助産制度や音楽の世界共通性を学ぶためにお産大国であるニュージーランドを選択し、Instagramで見かけたカナさんに直接ご連絡させていただいたのが
私の留学のスタートでした。

4ヶ月間ホームステイをし、学校はSacred Heart Collegeに通いました。
さらに、音楽の学びとして学校の音楽選択の生徒達と毎日練習をして校内コンサートに出演する他、地域の音楽バンドへ参加、サクソフォンの個人レッスンも受講しました。

助産の学びとしては、ホストファザーのご友人で助産師をされている方との会食、カナさんのご友人でNZでの出産経験がある方とのミーティングをしました。

学校では言葉が分からなくても手を引いてくれる友人、泣いている私を連れ出してくださった先生、など
私はたくさんの方に支えられながらSHCでの学生生活を充実させることが出来ました。
日本とはまた一味違う海外ならではのスマートな優しさに何度も救われました。

ホームステイでは本当の家族のように支えてくださり、ホームシックや緊張でうまくコミュニケーションを図ることができない私に、
自分のペースで成長できる環境を常に準備していただきました。

そのおかげで英語力のみならず生活力やNZの文化をしっかりと学ぶことができました。
(2024年11月には日本に来てくださり、会うことになりました!)

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さらに、助産の学びを通して日本との制度の違いをしっかり学ぶことができ、将来に繋がる学びを深めることができました。
音楽の学びを通して言葉を用いてコミュニケーションをうまくすることができなくても音楽があれば誰とでも友達になれること、つまり音楽は立派なひとつの言語であることを実感しました。

充実した留学生活を送ることができましたが、留学前の私は英語を全くと言っていいほど話すことができませんでした。
言語や文化が異なる環境で友人も家族も居ない生活は決して楽なものではありませんでした。
ですが、限られた時間でできるだけの成果を出して胸を張って日本に帰りたいと思い、懸命に走り続けた4ヶ月間でした。
辛いことの方が多かったはずです。
ですが留学を終えた現在は幸せで尊い期間として思い出されます。
喜怒哀楽全ての感情が日本で生活している時よりも強く感じ、人生の中のたった4ヶ月の経験に過ぎないのに、1つの人生を完結させたような感覚です。

留学経験者の多くの方が”留学をしたら人生が変わる”とおっしゃいます。
そこまで留学が影響力を持っているのかと半信半疑でしたが、私は実際に留学をして人生が変わりました。家族の大切さに改めて気付き、自分が将来やりたいことを考え直すきっかけもなりました。
日々の当たり前が決して当たり前では無いことも実感しました。

この経験談を読んでくださっている皆さんに伝えたいことは、留学は英語力、人間力共に本当に成長できるということです。
さらに私は今、胸を張って「留学をして良かった。」ということができています。

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